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高校3年春〜高校3年夏 甲子園 [ トップページへ戻る ]
新たな部員が加わって3年が始まったある日、比呂の母が盲腸で入院する。そしてその間の世話をひかりがしてくれるのだが一方で作ってもたせた弁当は春華が弁当を持ってきた際には夕食に回すように言うなど、春華への気遣いも忘れない。そんな中ひかりの母も過労で入院し、比呂はしばらくひかりの家で夕食を食べさせてもらうことになる。
そしてなんなく二人ともに退院すると思っていたのに、ひかりの母が亡くなってしまう。
これにはひかりはもちろん、小さいころから本当の母親のように世話してもらった比呂も相当なショックを受ける。そしてひかりの母が比呂は将来絶対有名になるといっていたことを知り、比呂は絶対有名になると誓う。
さて、そうこうしているうちに始まった夏の地区予選、シードの千川は2回戦から登場、その2回戦を国見を使わずに勝つと、その後も圧勝で勝ち進み、甲子園出場を決める。
一方の明和一も初戦を橘なしで5回コールドの完勝、あがり症だった石元もそれを克服し本来の力を発揮する。そして準決勝、相手チームの美斗高1年生で将来のスター候補沖島が明和一打線相手に好投するも相手は横綱、最後には地力の差で明和一が勝利。決勝も勝利し昨年の覇者明和一も甲子園行きを決める。
そして比呂はひかりの母にあいさつをして東京をあとにした。
甲子園に乗り込んだ千川と明和一の宿舎は今年は違う所になった。買出しの時に国見は春華にシャンプーを買ってくるように頼むが国見の頼んだシャンプーは関東限定で関西には売っていなかった。しかし春華が街で偶然ひかりに遭遇、ひかりに使いさしをもらって帰ってくる。実はひかりの家の風呂を改装して以来比呂とひかりは同じシャンプーを使っていたのだ。次の日比呂は春華にそのことを話題に出す。春華は今年も明和一と宿舎を同じにできたがひかりがいると自分がかなわないから比呂とひかりを離す為にあえて別の宿舎にしたのに結局ひかりに助けてもらったと残念がる。それを聞いて比呂は今こうしてここにいられるのも、甲子園で野球ができるのも、もっと言えば千川に野球部ができたのも全て春華のおかげだから感謝している、古賀春華がいてくれたから頑張れるんだと言う。
さて、3回戦までの組み合わせ抽選会があり明和一は4日目、千川は8日目で両者が当たるのは準々決勝以降になることが決まった。そしてもうひとつ、柳が春華のことを好きだったことが判明する。
それはさておき明和一の1回戦、初回に3番中井、4番橘の2連発で先制するとその後も攻撃の手を緩めることなく大量得点でうわさ通りの攻撃陣を見せつける。また稲川監督の期待通り明和一史上最高のエースになった石元は5回を投げてパーフェクトに抑え、圧倒的大差で2回戦へと進む。
そして2回戦から登場の千川高校。エース国見はいつも通りのナイスピッチングをみせるがそれに対する相手投手の藤島も千川攻略のために覚えたフォークが見事にはまり千川打線を序盤から中盤にかけて無得点に抑える。しかし千川打線はもとからそのフォークを無視、それ以外の球種に狙いを絞る。そして藤島に疲れの見え始めた7回、1死1,2塁のチャンスを作るも堅い守備に阻まれ無得点に終わる。しかし8回柳のタイムリーと野田の犠牲フライで2点を取り、国見は最後まで球威衰えず2安打18奪三振で完封勝利する。
明和一の2回戦の前、石元の彼女が対戦相手の宇田島東の男子マネージャーと仲良くしているのを見かける。彼女はそのマネージャーにひったくりから助けてもらっただけなのだが疑心暗鬼になってしまい完全に落ち着きを失う。そしてそのマネージャーは1年の時にはエースで4番だったのに交通事故で野球ができなくなってしまい、今いる宇田島東のメンバーは大半がそのマネージャーの分までがんばろうと集まったチームだったのだ。
先発を外された石元は稲川監督にそういったことを伝え、誤解を解いてマウンドに上がらせる。試合経過の方は序盤こそ点の取り合いになるが、主砲橘に一発が飛び出すなどで終わってみれば6−3で明和一が勝利する。
その後3回戦は比呂と英雄がそれぞれの持ち味を出して両チーム勝利しベスト8進出、抽選の結果千川と明和一が当たるのは準決勝以降になる。
準々決勝、明和一の相手聖章は橘を完全に歩かせ、6回まで無失点で切り抜ける。しかし0−0でむかえた7回、4番橘橘が歩かされることで4番の自覚を持った5番大和田が無死満塁から走者一掃のタイムリー、その後も得点を重ねこの回5点をとりこれで勝負あり。
さてこの次の試合は千川の準々決勝。勝てば次の日に明和一と当たることを考えて先発マウンドには木根が上がる。その木根はガチガチに緊張してしまい立ち上がりいきなりノーアウト満塁のピンチを背負うが野田の好リードで無失点に切り抜ける。そしてその裏国見のタイムリー3ベースなどで千川が2点を先制、その後5回に2点を失い同点とされる。まずは3回できれば5回、でき過ぎの7回との監督の予想の木根は8回を投げきり完全にスタミナを使い果たす。そして8回裏国見、野田の連打で4−2と勝ち越しに成功して最終回、なんと国見がベンチに下がり木根は追い詰められる。そこで木根は本当の自分の限界を知り、完投勝ちをしたのであった。
これで次の日の準決勝で千川と明和一が、国見比呂と橘英雄が甲子園で初対決することが決まった。
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