H2 -2人のHero-

高校2年春〜高校2年夏 地区予選 [ トップページへ戻る ]

国見たちが2年になり、千川に佐川、島オサム、大竹文雄らが、明和一にはマネージャーに小山内美歩が入った。実は島と大竹は広田のいとこで、特に島は広田に借りがあり、国見がを夏の大会に出られないようににするように広田に言われていた。また、小山内は英雄に気があり、ひかりをつぶしにかかるがひかりがしっかりしているせいかどうもうまくいかない。

そんな中、ひかりの家の風呂をやり直すということで雨宮一家が国見家の風呂を借りていたある日、比呂がたまたまひかりの裸をのぞいてしまう。この話をききつけた小山内は英雄に報告、二人の仲を乱そうとするがこれも失敗に終わった。

またこの年の父の日に国見家で犬を飼いはじめた。

さて、何はともあれ夏の地区予選が始まり、千川は初戦を5回コールドで勝ち上々のスタートを切る。そして2回戦の相手の石神商業の4番の支倉三木雄は古賀の知り合いで、自分は春華や富士夫のためにも絶好調だから試合の時には敬遠して欲しいと頼みに来る。しかし国見の投球を見てあきれかえってしまう。そして2回戦、絶好調の国見はノーヒットノーランで勝利を飾る。ちなみに支倉は最後のバッターでセンターオーバーの当たりを打つがベースにたどり着く前に倒れてしまい、記録はセンターゴロであった。

そして試合終了後、春華はお祝いにホッペにキスしてもいいかと言い、比呂に横を向かせ、キスしようとしたときにひかりを見つけ、止めようと正面を向いた拍子に本当のキスをしてしまった。これが比呂の、英雄から2年遅れたファーストキスであった。

3回戦も国見のノーヒットノーランで勝ち進んだ千川は、2回戦のスタメンは木根が先発ピッチャー、国見は先発センターであった。これは国見を休ませるというより監督の思い付きであったのだが…。初回表いきなり2点を失うがその裏野田の2ランで同点とする。そして迎えた2回表、左中間に飛んだ当たりを追いかけた国見とレフトの島が激突、国見は左まぶたにケガをする。これはわざとでかなりのダメージのはずなのだが、国見は試合に出続ける。ところが5回、木根が熱で倒れ、ピッチャーが国見しかいなくなる。目を大竹に応急処置してもらい、6回からマウンドに上がった国見は4イニングを無失点に抑える。そして9回やはり国見のサヨナラ打で勝利を手にしたのであった。またこの試合で大竹が場外を含む2打席連続のホームラン、島がセーフティバントを決めるなど、二人の隠れた才能が垣間見られた試合でもあった。

準々決勝も完封で勝ち、迎えた準決勝、相手は栄京。この試合でも島と大竹はスタメンに起用される。ところが、試合前に島の父が現れ、借金を広田の父に肩代わりしてもらうのを断ったから思い切りやってこいという。千川が勝った場合にはこの話はなかったことになると言う条件つきで、千川の応援がしたい、息子の負けを願う親にはなりたくないからだという。これで借りがなくなった島と大竹は思い切り野球ができることになった。またひかりのおじから二人の素性を聞いていた国見は二人がスパイなのではと気づいていたがあれだけ練習してわざとエラーする方が難しいから心配していないと二人に言う。

試合は4回、意外にも柳にホームランが出て千川が先制する。そして5回裏栄京が1点を返し6回、広田が肘に違和感を覚えセンターに回る栄京と同時に3年生をおろし、メンバーをがらりと代える。そしてその6回、千川は3点を取って勝ち越しに成功、これで千川の勝利が決まったかに思われた。

7回から1年のときからベンチ入りしながら一度も試合に出してもらえなかったキャッチャー小倉が入る。小倉は実力はあるのに城山監督と馬が合わず嫌がらせでベンチ入りさせられていたのだ。そして実は古賀富士夫も昔城山監督に同じことをされていたのだ。そのため古賀監督は手ごわいと警戒する。案の定小倉は的確な指示で千川を抑え、さらにその裏小倉のスクイズなどで2点を返し、流れが栄京に戻る。しかし試合はそのまますすみ、国見は最終回を無失点に抑え、見事千川の勝利。

このとき比呂は春華にもらった手作りのお守りをなくしてしまっていて、試合後それを捜してまわるのだが、実はそれを決勝戦の相手のキャッチャーが持っていたのだ。

そのせいか決勝戦では相手の樟徳が先制する。ところがそのお守りにはスペアがいくつもあり、それを手に国見は以降を無失点に抑える。実績がないからただの勢いみたいに思われているが実際強いチームなんだと考えていた明和一の稲川監督、比呂からは取れても1点と言っていた英雄が確信していた通り、千川は優勝、甲子園への切符を見事手にしたのであった。

その夜国見家ではひかりの両親と騒いでいたため比呂は合宿中でいないひかりの部屋を借りて寝ることに。そこへたまたま着替えを取りに帰ったひかりはぐっすりねむる比呂を祝福、そしてベッドから転がり落ちた比呂を起こそうとしたはずみに抱き合った格好になってしまった。電話で比呂がひかりの部屋で寝ていることを知っていた英雄はひかりに問い詰めるが、監督のウイスキー入り栄養ドリンクを飲んでいたので泥酔してしまい、その夜は終わる。

そして翌日、明和一の地区予選決勝戦、橘はやはりホームランをうち、やはり明和一が優勝、これで比呂と英雄の両方が甲子園に行くことになった。

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